コカイン2トン密輸の“虎”をドバイで逮捕! 密売ネットワークの瓦解に期待

 世界にはまだまだ懲りない犯罪者が大勢いる。

 中東のアラブ首長国連邦の首都ドバイで今週、なんと2トンものコカインを密輸しようとしていた男が逮捕された。ドバイ警察はこの密輸人を「エル・ティグレ(虎)」と呼んでおり、指名手配中の麻薬密売人だった。

 本名はアレハンドロ・サルガド・ベガ(44)。スペイン出身だが、ドバイに居住しており、国際的に「最も活発な麻薬密売人」といわれていた。

 実は、ベガ容疑者はずっと潜伏し続けており、居場所を突き止められなかった。だがスペインの市民警備隊が、ベガがドバイに住んでいることを探り出し、ドバイ警察と情報を共有したことで今回の逮捕に至ったという。

 ベガのネットワークはコカインの原産地である南米をはじめ、世界5大陸に及んでおり、世界最大級のコカイン密売ネットワークを築いていたといわれている。

 今回はベガを含む7人が逮捕され、ネットワークの瓦解につながる可能性がある。

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