男性(被投稿者)が、自身の息子が事件を起こしたとして逮捕されたところ、インターネット掲示板で氏名不詳者から「金あればなんでも解決する」「こいつ仕事してねえだろ」「そりゃ子供もこうなる」「家族は崩壊状態」などの投稿をされた。
被投稿者は、弁護士に依頼し、発信者情報開示請求により行為者を突き止め、慰謝料等330万円の支払いを求めた。
裁判所は、いずれの投稿も原告の社会的地位を低下させるものであることは明らかであるとして、名誉毀損による不法行為の成立を認め、被告に対し、慰謝料等合計33万円の支払いを命じた。

青森地判令和4年6月2日