「抗がん剤は米国で使われていない?」「WHOは禁止してる?」命を奪うデマに注意を

大須賀覚がん研究者
11/11(金) 8:49

「がん治療」についてのデマがネットには広がっています。その中に「抗がん剤は効かないから、米国では使われていない」「WHO(世界保健機関)は抗がん剤使用を禁止してる」「抗がん剤治療を未だにしているのは日本だけ」というのがあります。

この話はネットを中心に広がっていて、YouTube動画や書籍などにも登場します。そのため、患者さんから「この話は本当でしょうか?」と質問を受けることもしばしばあります。実際に、この話を信じて抗がん剤治療をやめてしまったという患者さんまでいます。

命を奪いかねない危険なデマですので、本当の事実はどうなのかを解説します。