吉田の尻。滑らかさをやや失った皮膚は積年の脂肪を貯めこんで膨れあがり、その中央にある深淵には外気が届くこともない。
ガスとともに噴出する排泄物は、分解された食肉が放つ硫黄臭に富み、大量の甘味料により撹乱された細菌叢はその芳香に拍車をかける。
深淵部の付着した排泄物は暑さで滲み出た汗と混じり会い、100kgの荷重により閉鎖された空間で更なる発酵を経て酸性臭が漂い始める。
それは時により、排出部の裂傷から漏れ出た血液による鉄の臭い、垂れてきた前立腺液特有の栗花臭も加わり、複雑で重層的な変化と余韻を与える。
嗅いでみたいなぁ。