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自己愛性パーソナリティ障害とは、自身の能力などに対する自己評価が過剰に高く、他者から賞賛されたいという欲求が強いにもかかわらず、他者への心情などに共感する能力が欠如している精神疾患です。

パーソナリティ障害は考え方や行動が大多数の人と異なるため、自身や周囲の人が“生きにくさ”を感じる病気の総称です。自己愛性パーソナリティ障害もその1つで、際限ない成功や美しさの空想を持ち、自身を称賛する人物には特別に親しい関わりを求め、それ以外の人物には評価を不当に低くして優越感を維持しようとします。また、他者からの批判や失敗に非常に敏感で、他者にいわれのない反撃をすることも少なくありません。そのため、周囲の人との円滑な人間関係の構築が困難となります。