1998年8月、福岡市在住の同人作家の女性は、アニメ版『ポケットモンスター』の主要キャラクターであるピカチュウやサトシらがわいせつな行為をする同人誌漫画を作成し、B5判の冊子として販売した[4][1]。頒布は同人誌のメンバーにちらしを送って宣伝し、希望者に郵送するという形で行われた[1]。苦情の投書が届いたことをきっかけに[5]、著作権者の任天堂ら3社は1999年1月5日に女性を告訴、13日に京都府警生活環境課が女性を著作権法違反(複製権の侵害)の疑いで逮捕した[1][5]。女性は京都に連行されたのち22日にわたって拘置され[6]、600円の同人誌5部を販売、100部あまりを頒布目的で所持していたことについて罰金を科せられた[7]。

また、3月には愛知県豊橋市の印刷会社が、女性の執筆した同人誌460冊を73000円で印刷したことについて、著作権法違反(ほう助)容疑で摘発された[8]。非営利かつ規模も小さい同人誌の制作は、それまでファン活動の一環として黙認されることが多く[7]、作家および印刷会社が摘発されたのはこれが初めてのことだった[5]。

任天堂のコメント