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その中でも印象的だったのは、ウソップと父ヤソップの共闘だ。ヤソップはウソップが生まれたばかりの時に妻バンキーナとウソップを置いて海に出ている。『ONE PIECE FILM RED』の物語の中心にあるのはウタと父シャンクスのすれ違いと絆だった。ウソップとヤソップもまた幼い頃に別れたという経緯がありながら、最後には互いの見聞色の覇気を使ってトットムジカを追い込むことに成功している。

同時に、エレジアの元国王で、ウタを育てたゴードンはウタの力を恐れるあまり外の世界との接触を断ってしまったことから、父親失格と自分を責めていた。ウソップはそれに対して自分の父と違い、ゴードンがずっと子どものそばにいたことを称え、虐待父(ジャッジ)を持つサンジもそれに同調している。