一家が最後に目撃されたのは5月末であり、事件が発覚するまでに一ヵ月近くを要していたことになる。何故、こんなにも発覚が遅れたのであろうか。

もともとは5月中旬、女児が学校に「家族で1ヵ月、済州島の農村体験に参加するので学校を休む」という届け出を出したことから始まった。

韓国の学校では家族旅行をはじめ、私的な用事で学校を休む場合でも「校外体験学習」という制度を申請すれば欠席扱いとされずに学校を休むことができる。ただし、休暇後には旅行記や体験記を報告書として提出することが義務付けられている。

女児もこの制度を利用して5月19日~6月15日までの約1ヶ月間学校を休むことを申請し、受理されていたのだ。