ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち

シナリオは、最初は島1つで城・町もそれぞれ1つで「狭く、深い」物語を考え、追加されるマップは10枚ほどに収めるつもりであったが、最終的にマップは18枚、シナリオ量は前作の約3倍の16,000ページ(うち仲間会話が3,000ページ)に及び、平均プレイ時間は100時間以上、戦闘と寄り道要素を除いても60時間はかかるという長さにのぼった。
本作ではシナリオスタッフを大量に増員し、個々の町の話を任せるようになったものの、シナリオを一言一句読んで、修正を延々やったので、結局のところ堀井が大変な仕事量であることに変わりはなかったそうだ。
この長さには発売当時から批判の声も多く、2016年になって堀井自身も本作を振り返って「長すぎた」と語っている。
なおシナリオやデータの製作をすべて紙上に手書きで行ったのは、本作が最後となった。


アークザラッドII

本作はCD-ROM1枚にもかかわらず、サブイベントまで網羅するとシナリオを追うだけでも100時間近いプレイ時間となる。加えて最大31名のパーティメンバーのレベルアップ上限は、システム上1000まであり、さらに使用武器や魔法にも個々に熟練度が存在する。膨大な収集アイテムと、後述する鍛冶屋による強化のランダム性など、やりこみ要素に関しても前作よりさらに飛躍的に増加している。しかしその一方でプログラム上または内部データのバグが大変発生しやすく、少しディスクが傷つくだけでロードエラーが発生するなどの問題点が発生していた。