住友生命保険運用企画部の武藤弘明上席部長代理:
自民党内の財政拡張・超異次元緩和継承路線を気にしつつやっていたのが、そこのストッパーが明らかに緩むと思う。
岸田首相は今の日銀の異次元緩和はやり過ぎではないかという主張をしている。
選挙期間はそういう主張はなかったが、ほとぼりが冷めたらそこは柔軟に見直した方がいいと言い出す可能性はある。
次期日銀総裁はリフレ派ではなくバランス型の人、組織の人、つまり日銀プロパーを選ぶだろう。
物価高を相殺するような財政出動はあると思う。ただ岸田首相はどちらかというと緊縮寄りで、公約以上のことはやらないだろう。
バラマキ型の政策はやるべきではないという方向に行くのではないか。

JPモルガン証券の西原里江チーフ株式ストラテジスト:
安倍氏死去により、岸田首相は従来よりも強い政治基盤を持つことになる公算が高く、
財政再建、金融政策正常化などの岸田氏の政策カラーがより色濃くなる見通し。
安倍氏は黒田総裁によるリフレ派をサポートしていたことで知られていたため、金融政策正常化が進みやすくなることが想定される。
23年4月の黒田総裁退任に向けた正副総裁の後任人事では、もはやリフレ派が選ばれる可能性は極めて低くなった。
こうしたボードメンバー構成の変化は、政策決定に影響を与える可能性が高い。