外国人、特に白人(白人女性)って日本ではある意味の人気を得るのは容易くてある意味の人気を得るのは可能性ほぼゼロと言っていいくらい難しい。
人気の種類が違うんだよ。

前者のある意味の人気というのは動物園の動物みたいな人気。
敢えて物議を醸すような言い方をするけど、外国人って日本人からすると動物園の動物のように見えている。
違った生き物。鳥とか馬とか魚とかああいう感じ。
その中で白人っていうのは日本人の感性的に、全員ではないけど姿形がかっこいいとか綺麗だという印象を持つような動物なんだよ。
鷹を見てカッコいいと思ったり、雉を見て美しいと思うようなのと同じ。
それだけでなんかビジュアル的に好印象を持つ。
それが日本語なんかしゃべったら動物園の動物が日本語喋り出すような感じ。だから白人が(ド下手くそな)日本語しゃべってるだけの動画でもそこそこの再生数行くんだよ。
馬とか猫が日本語喋り出した動画があったらクリックするだろ？
前者の存在だけで耳目を惹く人気というのはこれ。

後者の、外国人(白人)にはほぼ獲得不可能な人気というのは、日本人から見て人として強烈に魅力を感じるとか惹かれるとか憧れるという人気。
これはもちろん獲得不可能とは言わないが、白人の場合はここで前者の状況とは逆に白人の容姿であることが強烈なハンデとなる。
前者は違う生き物として興味を惹いた人気で、後者的な人気というのは少しでも外国人的な要素が感じられると全面的に陶酔できないのでなかなか得られない。
それか外国人的な要素があったとしてもそれを凌駕するくらいの何らかの魅力がなければならない。

お笑い芸人とかで外国人でもたまに生き残ってる人はいるが、これはもれなく前者の外国人的な人気を意識してそのキャラを活用した人だけ。
歌手だとこの前者の強調は難しい。歌手の場合は、実際その人の歌声を聞いてCDを買いたいとかライブチケットを買いたいとかは、とにかく金を払っても聞きたいというのは後者的な魅力の要素が大きいので白人はほぼ不可能になる。
なのでニコラス・エドワーズなんてよくやってるほうだ。
彼も外国人的な部分だけを売りとしていたらデビューすらしていないだろう。

白人とか白人女性は日本人と触れ合った時に予想外に好反応であることに自信を覚えてしまいがちなんだけど、日本人は前者的な人気の反応をしているだけなんだけど、白人はこれを「私は後者の意味の魅力がある」とかなりの高確率で取り違える。

前者的な人気というのは点数にすると30点くらいで後者は80点とか90点の人気と言えるけど、白人って日本では30点を取るのはただ息をしているだけで得られるくらい簡単なんだけど逆に80点以上を取るのが異常に難しくなる。