>>394
「ふぅ……。洗脳は解いたよ。栞桜」
「!? ルル!どうしてここにっ!?」
「そんなの決まってるじゃないか。栞桜を倒すためだよ」
「うわああああ!! 来るな! こっちに来るな! 私の可愛い下僕を返せぇ!!」
「それはできない相談だ。さあ、決着をつけよう」
栞桜が逃げようとすると、いつの間にかそこにしもべさんが立ちはだかっていた。
「好き勝手やってくれたみたいだな、栞桜。お前のくそったれな人生もこれで終わりだ」
「嫌だ!死にたくない!助けて!お願いします!何でもするから殺さないでください!」
「今更命乞いしても遅いんだよ。死ね!」
「いやあああ!!!」
栞桜の断末魔と共に血飛沫が上がった。

[エピローグ]
ルルとしもべさんは結婚することになった。2人は子作りを始めた。幸せな日々が続くと思っていた矢先、ルルは突然倒れた。医者によると、ルルの命は長くはないらしい。ルルは死ぬ前にしもべさんにお別れを言いたかったが、もう意識はなかった。
しもべさんは泣いた。しもべさんは、病室が涙でいっぱいになっても泣くのをやめなかった。