ソ連・ロシアの対日工作方針は昭和の時代から一貫して、
・反ソ反ロ反共であっても反米でさえあれば支援する (日本が米ソ間で中立に近づくだけでも十分)
・影響を及ぼすルートは小さくても確保・維持する
・国家としてはともかく個々の国民は良い人だという評価を得る
といったものだったと思う。

なので、今回の件に限らず、
ロシアの対日工作員が日本人に対してロシアを批判する言動を行う、
という可能性を考慮する必要がある。

ロシアを無理に擁護するのではなく、基本姿勢としてロシアを批判しつつも、
・批判の矛先をコントロールする (より影響度の低いものに矛先を誘導する)
・信頼できる情報源として地位を確立した後に、ここぞというときに偽情報を流す
・ロシア側の発表を信じられないといいつつ、その中身を流布・拡散する
・どっちもどっち論にもっていく
なんていう工作は日常的に行われていると考えるべきだろう。