わざわざ「取材しました」とあとがきで書くほどのキノコカレー描写
全然美味く思えないどころかぶん殴りたくなる

「おっ、美味そうじゃん」
 オレは股を広げて木の丸椅子にどかっと座る。
 キノコカレーを見て生唾を飲み込んで喉を鳴らし、口許に垂れた涎を手で拭う。
 キノコカレーはジャガイモ、ニンジン、タマネギ、一口サイズの肉? たぶん、これがキノコなんだろ。
 さらに挽肉、ナス、トウモロコシ、ルーの上にちょこんと四角いバターが添えられている。
 食欲をそそる野菜たっぷりのカレーだ。
「いただきます!」と、オレは手を合わせて、スプーン置きに置かれた木のスプーンを左手で握る。
 まずは気になった一口サイズのキノコを木のスプーンに乗せて食べてみる。
 キノコは肉厚で弾力があり、少し甘味がある不思議な味だった。肉の食感に似ている。

 オレはキノコを飲み込んだ後、あまりの美味さに呻った。
「このキノコうめぇ!」
 オレは木のスプーンを忙しなく動かして、キノコカレーを口に運ぶ。
 勢いよくキノコカレーを食ったため、ルーを飲み込んだ後に喉を詰まらせ咽る。