■自閉症スペクトラム障害(ASD)

 自閉症スペクトラム障害(ASD)の「スペクトラム」とは「連続体」を意味しています。
 同じ特性でも、機能(知的レベル)の幅があり、障害の境界が明確ではない状態を表しています。
 よくある困りごととしては以下のようなことが挙げられます。

・暗黙のルールがわからない
・その場の空気を読むことが難しい
・相手との適切な距離感がわからない
・たとえ話やあいまいな表現・冗談などの理解が難しい
・自分の感情や考えを人に伝えることが難しい
・言葉の理解や使い方、イントネーションが独特になることがある
・生活のパターン(場所・時間・行程など自分の中のルール)に強くこだわりがある
・興味関心が狭い、あるいは偏りが大きい
・状況に応じて気持ちや行動を臨機応変に切り替えることが難しい
・急な予定変更があると混乱する


■注意欠如・多動性障害(ADHD)

 注意欠如・多動性障害は、注意力、衝動性、多動性のバランスやコントロールに特徴が見られる障害で、
 日常生活や仕事などの社会生活に支障をきたすことがあります。

 よくある困りごととしては以下のようなことが挙げられます。

・気が散りやすく集中できない
・忘れっぽい
・物事の順序だてが苦手
・整理整頓が苦手
・時間や締め切りに合わせて行動することが難しい
・落ち着きがない
・カッとなりやすい
・思い付きで行動する
・人の話に割り込んでしまう


■学習障害(LD)

 学習障害は、知的発達には遅れはないが、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」などの
 特定の能力を要する学習が極端に困難な障害です。
 文字を正しく書けない、会話は困りごとがなくできるが文字を読むことはスムーズにできないなど、
 現れ方はそれぞれ異なります。学習障害のうち多くの方が、読み書きの能力に著しい困難があるといわれています。
 自閉症スペクトラム障害やADHDに合併することも多い障害です。

 よくある困りごととしては以下のようなことが挙げられます。


・単語をまとまりで認識できず、一文字ずつ読む
・どこを読んでいるか分からなくなり、文字や行を飛ばしてしまう
・形や音が似ている文字を読み間違える
・漢字を正しく覚えられない
・文字の大きさや形がバラバラで枠内に収めることができない
・ペンなどの筆記具の操作が難しく筆圧が安定しない
・暗算ができず、指を使って計算をする
・繰り上がり・繰り下がりのひっ算ができない
・九九が覚えられない