>>870
暴力にみる民族的違和感

 今から50年以上前の1952年6月25日、朝鮮戦争2周年に際し
日本共産党が起こした吹田事件がある。
その当事者の一人が当時の思い出を次のように語った。
  中略
デモ隊はそれを竹槍で突こうとした。隊長だった私はそれを止めた。日本人は止めた。
朝鮮人は何を言うか、やってしまえと、ピストルも全部奪ってしまった。@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 日本人は巡査をやっつけろと火炎びんを投げたけど、殺す気はなかったから、
無抵抗になった奴を竹槍で突くことはできなかった。朝鮮人は突いた。@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
止めたら日本人は言うことを聞いたが、朝鮮人は怒った。その差がいまだに分からない。
民族が違うからか。私の思想が中途半端なのか。殺してしまってもよいという所までになっていないことは事実だ。
ビビった。その差というのが、いまだに分からない。
 朝鮮人教育闘争のときにも、南警察署だったか税務署だったかを襲撃した。
あのときも、日本人は勝ったらそれで終わったが、朝鮮人は頭を割るところまでいく。@@@@@@@@@@@@@@@@@@
そのときもビビった。」上田等『大阪の一隅に生きて七十年―私の総括―』(創生社 2002年11月)73頁