低評価を入れた人は実際には複垢もつかって水増ししているだろうが、とりあえず160人ほどの、どっとライブファン産アンチさんがいる感じではある。(2回目以降の配信では25前後なので、まあ、実数は、そのくらいなのだろう。)

栞桜さんの転生にも文句をいう人はいたが、事務所と何のトラブルも明らかにされていない柾花音(猫乃木もち)さんや、円満卒業の今回の栢森エマ(八重沢なとり)さんでさえも文句を言う人たちがいるのは、どっとライブという箱から離脱したことそのものを罪とする、「理由がどうであれ転生そのものを許せない」という層があることを示唆するものだろう。

これが箱推しの負の部分だろう。

箱を推している以上、箱から抜けたものは裏切り者のように感じてしまうのだろう。

これは、鴨見カモミさんが個人Vからブイアパに加入後、再びブイアパから個人Vに離脱した際に、離脱したことに対する反発があることは仕方ない、と嘆いていたことからも、わりと一般的な反応なのだろう。また、ニコニコで活動されていた人がYouTubeでの活動をしはじめると「裏切り者」などと罵倒されることもしばしば見られる。

(現実でもサークルを抜けるとき、あるいは会社を辞めるときでさえ、そのように言われる。)

これらは、自分が所属している(と思っている)コミュニティから離脱する人を、自分から去ってゆく裏切り者のように感じて非難したくなる、帰属意識に飢えている未成熟な少年期には一般的にみられる感情なのだと思う。

高校生前後で少年が徒党を組みたがる気持ちだろう。(サークル活動などに目覚めるのも、このぐらいの年頃だと思う。)

帰属意識に渇望しているから、自分が参加している(と思っている)コミュニティの価値を守ることそのものも強い動機、目的になっていると考えられる。

そうゆう客層、年齢層が多いのがV界隈であり、ある種、仕方ないことなのかもしれない。

おそらく、現実には徒党を組むような人たちは陽キャ、リア充と呼ばれるような人たちで、VTuberにはまっている人たちには、それには当てはまらない人たちも多いだろうが、それ故に、むしろネットでみつけた同士には強いシンパシーを感じているのかもしれない。

リアルでの徒党を組むことのめんどくささなどの経験がなく、実体がないにもかかわらず、ネットで見つけた自分たちファン集団という共同体幻想に対する理想(ユートピア)を見ている側面がある、と考えると、わりとネットでの集団心理について説明・納得できる部分もある。

とはいえ、実際に、エマさんの数字を見る限り、低評価を入れるほどの反発を感じている人は少数派であるし、共同体幻想を抱いている人たちも昔ほど多くはないかもしれない。