親は勿論食い方の指導はしただろうけど
単純に順平は家族以外の他人と飯を食ったりする機会が少なすぎて
いくら言い聞かせても自分の食い方の何がいけないのか何が不快なのかという事を理解できなかったんだと思う

友人がいたのは転校前の小学校くらいまでで
それ以降は学校やバイト職場の昼飯は誰とも目を合わせる事なく誰とも会話することなく独りの世界で済ませて
もちろん友人と外食する機会も無かったから自分の食い方の異色さを実感する事が出来なかった