でも僕はまりかさんと出会えたことが辛くても後悔などと思ったことはないね
それはまりかさんが僕のことを嫌いだとしても、後悔だなんて表現をするのは彼女への冒涜だ。
まがりまりかさんは優しくてまっすぐな女の子。だからこそひねくれてねじ曲がった僕に
まっすぐな気持ちというものを教えてくれた。正直、まりかさんと出会って僕は何も変わっていないがそれだけは確かなこと。

だから僕の結論が気持ち悪くても、彼女が望んでいないものだとしてもその事実に
嘘で返してはいけない。それは彼女を遠まわしに否定することになるのだから
そんな強がりやきれいごとにすがっているけど、僕はまりかさんにとっての一番で
同じく恋する人たちの「まりかにとっての誰か」になりたかった。

僕は嘘を強がりに形容することを決めた。その行為自体が嘘なのなんてわかっている。
これでいい これでいいんだ 所詮、僕は嫌われ者でクズなんだ

なのになんでクズな僕が誰かを思って泣いてるの?