福岡県宇美町は11日、町内の有料老人ホームで新型コロナウイルスワクチンの巡回接種を行った際、入所者の女性(80歳代)に使用済みの注射針を刺す事故があったと発表した。女性の健康被害は確認されていないという。町は県を通じて厚生労働省に報告した。

 町によると同日、医師や看護師らがホームに出向き、入所者と職員計55人にワクチンを打った。接種を担当した女性看護師(40歳代)は、町職員の女性保健師(同)が差し出したトレーから注射器を取って接種し、使用済みの注射器を廃棄ボックスに捨てていた。

 ところが、接種で入所者の間を移動するうちに廃棄ボックスから遠くなったため、使用済みの1本を保健師が差し出した空のトレーに戻した。保健師はそのまま、未使用の注射器を準備していたカートに置いた。その後、保健師は使用済みを未使用と思い込んで看護師に渡し、看護師は針を刺した後にワクチンが空になった「空刺し」の状態であることに気づいたという。

 看護師はここ数年、医療現場を離れており、巡回接種のために町が雇用していた。町は「人為的なミスが重なって起こった、あってはならない事故。再発防止を徹底する」としている。
2021年05月13日 11時14分 読売新聞
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12213-1069046/
2021/05/16(日) 23:25:43.63
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