>>472
ありがとう!
多分ガリベンで触れないだろう点について触れていくね

人間の脳みそが体に対して非常に大きいって事は知ってるよね
同じようにカラスとかイカとか一般に知能が高いと言われる生き物は
体に対する脳の容量が大きい事で知られているんだ
そこでクモを見てみると、特に小型種では顕著に脳の比率が大きいんだ
実際に生活様式を見てみると単純な社会性を持つ種も多く知られているんだ
アリのような女王を中心にした社会性というよりは各個体の寄り合いで形成されたコミュニティといった表現の方が近いね
こういった社会性を持つ蜘蛛の特徴として
・互いを攻撃しない
・子育てや狩りを共同で行う
・個体が集合して行動する
等の特徴があるんだ
これに関しては研究段階だけど個体の識別も可能で
個体ごとにお気に入りの個体が居て群れからいなくなるとストレスで絶食したり
自傷行為を行ったりするという話もあるね
アリをはじめとした昆虫網のコミュニケーションに比べて研究が進んでいないけど
鋏角を用いてコミュニケーションをとっているのではないかと言われているよ

また、クモと同じ四肺類のウデムシは更に発達した脳を持っていて
こちらに関しては飼育下にある場合は自分の立場を理解して人間に媚びることを覚える個体や
自分に意地悪をする人間、餌をくれる人間を識別することも出来るらしいね
何にせよ鋏角類に関してはあまり研究が進んでないのが現状だけど
昆虫に比べて非常に発達した知能を持っているんだ