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ヴィットリオ・チケリ

イタリア(1901〜1944)
イタリア社会党党員の政治家で軍人
訓練中に手榴弾が暴発した事故の影響で眼帯を付けており
ファシスト党が台頭したのちはそれに銀製の党章を縫い付けていた
元々は学生活動家上がりの政治家であったが軍に志望、戦車隊を率い連合軍と戦った
勇猛果敢な性格で勝てない戦であろうと挑みに行く剛毅さと苛烈な戦闘の中で生き残る幸運を持ち合わせていた
連合国において、枢軸国の将兵は醜悪な顔で描かれる傾向が強いが
チケリはその極端に真っすぐな性質と必ず正面から攻める正々堂々とした騎士道精神から
イタリアの隻眼の鉄獅子と呼ばれ敵味方問わず人気があった
その性格故上官との衝突は絶えなかったが常に一定の信頼を得ていたが
同じく連合軍から高い評価を受けていたドイツのマンシュタインからは危険視されていた
41年、トラックで移動中にイタリアの友軍機に敵と誤認され攻撃され死亡する