父親が空き家になった実家を長い間売らずにいたのは
管理という名目で訪れては現実から離れ心を癒やす場所だったからかも

息子(娘?)の一人は精神病で自立は望めず一生入院したまま(設定?)
もう一人は定職も家族も貯金もなくいつ路上生活になってもおかしくない
唯一頼りになりそうな息子は離れた地で定住し頼ることは出来ない
支え励まし合うはずの妻とは長年険悪で口を開けば喧嘩ばかりで
ひとつ屋根の下に暮らしていても心が通い合うことはない

こんな現実を過ごしていたら懐かしい思い出が詰まった実家に帰りたい
唯一の心が安らぐ場所を失いたくないという気持ちになるのも理解できる
遂に体力の衰えには勝てなくなり帰りたいのに帰れないのはつらいだろうな