ウィングマンが金甫まで帰るだけの燃料とオイルが足りるか不安だったため、リズナーは大胆な行動に出た。彼はローガンにスロットル
を開くように指示した。「レッド2、どうせなくなるなら、できるだけ使った方が良いだろう」。ローガンの燃料が切れるとすぐ、リズ
ナーは機首をローガンの傷ついた機体に寄せて、味方のいるChodo島に到着するまで定期的に穏やかに押した。そこまでくればローガン
は安全に脱出できた。リズナーはローガン機のテールパイプやリズナー機のテールパイプ下の隙間を通じて十分な空気が流れてくるため
リズナーのF-86は失速しないと期待していた。それでも、その行為はリスキーだった。この動きをしている間、リズナーは彼の機体を
危険に直面させていることを認識していた。ローガン機からダメージを受けたエンジンパーツをすいこんでしまったら、彼のエンジンも
停止し、もっと悪い事に爆発してしまう可能性もあった。パイロット達も驚きの声を上げたのだが、この緊急機動は上手く行った。

リズナーはChodo島の海岸線から10マイルの地点までローガンの機を押していく事に成功した。ここでローガンはリズナーに「オーケー
。ここからベイルアウトする。連中が俺を拾い上げてくれたらすぐに会えるさ。」と無線を送った。

(リズナーは着陸し、2時間待って、水上機乗り達と会ったが、ローガンはパラシュートの索が首に絡まり溺死していた。)

「Officers in Flight Suits」 Sherwood著より引用