>>514
マジやんけ

https://note.com/isalin_/n/nb94cfa8c4c9d
この1年で社会は大きく変わりました。
外を見れば、急遽増産されたマスクをつけずに歩いている人はひとりもおらず、
レジャー、エンタメ、仕事、教育……生活に関するあらゆる事が変化しています。
コロナはさらなる感染拡大を続けていますが、社会は歩みを止めるわけにもいかず、
どうにか新しくなった日常を築こうと人々は営みを続けているのが現状。
二度目の緊急事態宣言発令にも、街は前回と同じゴーストタウン化はしていません。
コロナの恐怖と戦いつつ、細心の注意をしつつも、社会を動かす。
これが、2021年の日常です。
そんな社会に滑り込むようなギリギリのタイミングで請けた仕事で再安定させることができた自分の生活の中、
ふと自分の作ってきた物を振り返って、思うことがありました。
“もしプロジェクトを買い取れたとして、現在の社会にあの作品をリリースして良いのか?”。
2020年、テレワークが続く中で幾度となく見つめ直したオマージュ元タイトル『ルーマニア』は、
自分的には、等身大で冴えない大学生の日常を描く「クールな」ゲームだったのだと思っています。
ドラゴンもお姫様も出て来ないし世界も救わない、地味なゲームでしたが、その先鋭的なセンスでまとめあげられた世界観とシステムには、
当時の時代感の、半歩先を行っている空気がありました。見かけは冴えないけれど、自分には堪らなくクールな作品であると感じたのです。
そんな中、企画立案から足かけ5年もねばって来たあのゲームを見返すと、
主人公(お察しかと思いますが、ネジくんではありません)はマスクをせずに帰宅し、
動画サイトでは無くテレビを視聴して過ごしています。もちろんスマホは使っているし、
柄にも無いライブ配信をやる羽目になるシーンもあったりするのですが、
それも2021年現在の感覚とはどこか違った感じで……。
コロナで変わったこの時代に、しかもステイホームをテーマにしたゲームで、5年前に作られた世界を復活させる。そんな作品に、あの時代感を反映した空気が生まれるでしょうか。
そうして復活させたそれは、今の人たちに『ルーマニア』を誤解させることにはならないか。
あのクールさに痺れた、かつてのファンを失望させることにならないか。
それだけは、してはならない。
そう決断し、まずは関係各位に考えを打ち明け、了承を得て、この乱筆での公表に踏み切りました。
(略)
ただ、これこそ個人的な思いでしか無いのですが、プロジェクト立ち上げ当初の目標自体を諦めたわけではありません。
あれ以来『ルーマニア』はちょくちょく話題にのぼるようになったし、Vtuberの実況プレイで新規層の目にも触れた、なんて話も聞きます。
自分にまだできることはあるのか? そんな事は思いつつも、前回とはまた違った形で、みなさんに共感してもらえる活動ができたらな、とは思っています。