百田尚樹講演会中止騒動の真相 …

百田氏といえば、タレントのやしきたかじんさんを書いたノンフィクション『殉愛』で、未亡人の言い分を書いたことにより、やしきたかじんさんの晩年の「全内幕」が、あまりにも一方的で、虚飾とデタラメなのではないかと、やしきたかじんさんの近親者や親しい人たちから強く批判を受けている人でもある。なお、これについてやしきたかじんさんの長女は裁判に訴え出て、同著の発行元は330万円の支払いを命じられ敗訴している。(現在、二審も敗訴して上告中)

やしきたかじんさんの歌の歌詞を提供している作詞家の及川眠子氏は、旧知のやしき氏をめぐるこの一件について「なぜウラも取らずに、1人の人間を犯罪者だと決めつける? 
ノンフィクション作家を名乗るのであれば、きちんと本人に取材すべき。
あの本にはそういった『正当性』がまったくない」と厳しく批判していることも付け加えておこう。

中止にいたる経緯では、この3つの反対運動が特に学内では進められた。

百田氏はあたかもARICという「プロの活動家」が百田氏の反対運動を行ったかのようにとらえているようだが、これは話が違う。
この3つの反対運動は、それぞれ個別に動いており、例えば、学部や学科の教員の集まりでは実際にこの問題が討議されたり、反対を呼びかけていたりしたそうだ。

この中の「講演会中止を求める一橋生有志の会」(以下、「有志の会」)は院生や教員などの連合体で、実はもっとも強硬な反対姿勢を打ち出していたのは百田氏が指摘するARICではなく、この学生と教員の会だ。