>>760
高田健志という物乞いの少年がいた。少年は毎朝空き缶を抱えて市場へ向かい、それを涙でいっぱいにして帰っていた。「恵んで下さい」と懇願する少年の声に耳を貸す者はいなかった。少年が姿を見せなくなった頃、近くに一筋の川ができた。「神の恵みだ」と喜ぶ人々の後ろを汚れた空き缶が流れていった。