「結構頑張ったで俺?ほんまあと一歩やったんや」
穏やかな顔で語りかける男、“今の”関西の王だ
「そのあと一歩が、その差が大きかったなあ」
ザクレイを倒すために全てを捨てた、それでも負けてしまうのか
「でも俺もっと頑張るから、次は必ず倒すから、だからなんとか言ってくれやヨシドラさん」
涙でにじむ視界、墓石に刻まれた文字は“関西の王ここに眠る”
捨てた全てのその中に、彼らも含まれていた
大規模な東京侵攻をあとりえ抜きで食い止めるため、サイファーは全ての力を出し、そして倒れた
「俺の無茶を聞いてもらったせいで……ごめんなあ、ごめん」
嗚咽にむせび、崩れ落ちるあとりえ
そんな彼に語りかけるものがいた
『残されたものが本当に聞きたいのは謝罪じゃないと思うよ』
「あんたに何が分かる、あんたがスマブラを続けてたら!こんなことには!」
激高するあとりえ、八つ当たりだとわかっている
むき出しの怒りをぶつけられて男はただ謝った
『すまない、俺のせいだ』
「……違う!俺が悪いんや!みんなを守れなくてごめん……こもさん」
『修行しなおしだな、俺もお前も』
“彼”は覚悟を決めた、二度とシーンから目を背けぬ覚悟を