2020.5.22の記事

お隣の韓国 古いほど税額が安くなる
あまり紹介されることがない韓国の事情を紹介しておこう。

韓国にも「自動車税」(チャドンチャ・セ)という名のオーナーが納める税金がある。


登録から3年目以降、毎年5%ずつ安くなっていく。12年以上は50%で固定される。(半額以下になることはなく、20年経っても30年経っても新車税額の50%)

韓国は新車至上主義の国ゆえ、クルマが古くなる=価値が下がる(から税金を安く)という考えに基づいている。

ちなみに、かつては排気量を5段階に分けて税額を設定していたが、(大排気量ほど高額で不利)、非関税障壁と指摘されアメリカなどからの抗議によって現在は大排気量が不利にならない3段階の設定となっている。

また、燃費やCO2排出量によって自動車税額を変えるという議論も出されたが、こちらも韓国自動車業界の反発によって導入が見送られている。

ではその韓国の自動車税。どれくらいなのだろうか?

非営業乗用車の自動車税(1ウォン=0.087円で計算)
-1000cc:1ccあたり80ウォン(約7円)
1000-1600cc:同じく140ウォン(約12円)
1600cc以上:同じく200ウォン(約17.4円)

1600ccで19200円、2000ccで34800円なので、新車から3年までは日本とそれほど大きな違いはない。

が、3年経過後から安くなっていくのは素晴らしいシステムだ。

さらに、その年の1月に自動車税を納付すれば10%オフとなる「早割り」も採用されている。

古い車の方がお得じゃん。