「お金をなくして家に帰れない」街中で寸借詐欺相次ぐ 7月以降数十件 福岡


福岡市中心部で困ったふりをして借りた金をだまし取る「寸借詐欺」の被害が相次いでいる。博多署と中央署によると10〜20代の若者が狙われやすいという。

「熊本から来たが、新幹線にバッグとキャリーケースを忘れた」「財布のお金が取られていたら帰れない。ホテル代や食事、交通費として5万1000円を貸してほしい」

9月13日夜、同市のアルバイトの少女(18)が突然、男性から声をかけられた。困った様子を見て、少女はATMで現金を引き出し、男性に渡した。

男性は紙に名前と携帯電話の番号を書いて渡したが、数日後、少女が電話すると見知らぬ人にかかり、被害が発覚。無職の男性(21)が詐欺容疑で逮捕された。

博多区でも6月末、筑紫野市の男子学生(18)が「大分に帰る金がない」などと声をかけてきた男性に5000円をだまし取られた。約2カ月半後、学生がバスターミナルを訪れると、再び同じ男性から声をかけられ、不審に思い警察に通報。無職男性(68)が逮捕された。