「障害ある子の介護に疲れた」17歳長男殺害の母親、殺人罪で起訴 京都地検
2020年10月30日 20:09 京都新聞

京都市左京区のマンションで7月に総合支援学校高等部の男子生徒(17)が殺害された事件で、京都地検は30日、殺人罪で男子生徒の母親(53)を起訴した。

起訴状によると、7月16日午後6時半ごろから17日午前9時ごろまでの間に、自宅マンションの居室で、長男の男子生徒の首をベルトのようなもので絞めて殺害したとしている。
京都府警下鴨署によると、母親は長男と2人暮らし。事件後、母親は首から血を流した状態で別のマンションにいるところを署員に発見され、「障害のある子どもの介護に疲れた。」
と供述していた。無理心中を図ったとみられるという。
地検は刑事責任能力を調べるため、今月27日まで約3カ月間の鑑定留置を実施し、刑事責任能力を問えると判断した。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/395881