本作を視聴して最初に目に付いた点として
製作者のやりたい事が先行しすぎている事が挙げられる。
女子高生が南極に行こうとする、女子高生が歌舞伎町で全力疾走して青春等々…
シチュエーションが先行しすぎていて展開に説得力が無い。
突飛な展開にはそれ相応の地盤が必要となるのだが本作その用意を怠っている。
結果的に地に足がついていないフワフワした物語が延々と続く。
キャラクターはひたすら脚本の都合でしか動かず、そこには魂が存在しない
魂が存在しないキャラクター達は観ていて面白くない。
ただ作画は綺麗です。





大自然の脅威とか、その中での過酷な作業や、その為の血の滲むような訓練や努力といった大事なテーマはほぼ皆無です。
女子高生が南極へ行くなんて大それた話にしなくても、アイドルを目指すみたいなありふれた話でもよかったんじゃないかなと。
ただ女子高生たちが旅行へ行って友情を深めていくだけのストーリー。勢いがあるので笑えるシーンは多々あるかな…




どうにも薄っぺらい
過剰演出の割に話の内容が伴っていない、バランスの悪い作品だと感じた。
メイン4人それぞれのエピソード面での掘り下げも不十分で、誰にも最後まで好感が持てなかった。
好きになる要素より嫌いになる要素の方が多いというか…その最たるものが11話の日向の過去話。
散々胸糞悪そうな話のように前振りしておいて、「えっ、その程度のことなの?」という。
他人や大人から見れば「それってそんなに傷つくことなの?」というような些細なことでも、少女にとっては学校を辞めるほどに傷つくようなこともあるだろう。
詳しく言わなかっただけで、もっと酷い噂を流されて陰惨ないじめにあったのかもしれない。
しかし、それはそれとして、一方の意見を少し聞いただけのシラセが、(恐らくは)勇気を出して謝りに来た陸上部の三人をそこまで罵倒して糾弾する権利がどこにあるのか。正直何様のつもりだとしか思わず、とても印象が悪かった。
このように、過剰な演出で泣けるような雰囲気を出していても、どれもこれも底の浅い話ばかりで、2年も経てばさっぱり忘れてしまいそうな凡作という感想。





熱意を持って何かを目指す青春アニメにしては引っかかる事が多すぎる
見ていて消化できないことが多く、青春アニメなのかギャグアニメなのか中途半端な作品でした。
主にひっかかったのは次のこと。
・終始旅行気分な主人公たち
・3年前に遭難者を出す事故起こしている人たちが何故こんなにゆるいのか
・死ぬかも知れない旅なのに旅行気分を注意しない大人たち
・主人公たちはネットリポーターとして、仕事として同乗しているのにカメラマンの一人もいないのなぜか
・荒れた海で救命胴衣着ないで甲板にでる

アニメだからリアルで細かい部分は排除して構わない。
でも、これは主人公の成長を楽しむ青春アニメなのでは?
ならばしっかりした大人が登場し浮かれ気分を注意するシーンがあっていいんじゃないか。むしろ、無いからゆるい主人公たちが遊んでいる集団にしか見えない。ストーリー上の設定で「南極調査=死ぬかもしれない」ということが連想されてしまうから、どうしても軽いノリだけでは成長を共感できませんでした


主人公たちはそれなりに魅力あるキャラだったので、魅力ある大人キャラがいれば少しは違ったかもしれません。




うーん寒い
南極だからというわけじゃないですけど、キャラの長語りが寒すぎですね。
当たり前のことを当たり前に語って感動する作品もありますが、これは寒い。
9話最後の「ざまーみろ」連呼とかも何言ってんだこいつらって感じで寒さで震えました。
南極に行く工程とか興味深くて面白かったですが人間ドラマはダメですね。
とにかく自分には合わない作品でした。