演技性パーソナリティ障がい
 一見華やかで、外交的、魅力的にみえるが、非常に自己顕示欲が強く、自分が注目の的にならないと途端に不愉快、攻撃的になるのが、演技性パーソナリティ障がいである。初対面の人とでもすぐ表面的には友達になるが、他者配慮や共感性に欠け、極めて一方的で自己中心的で、実質的な内容が言動に伴わず不誠実なため、周囲は次第に本人を相手にしなくなる。虚栄心が強く、他人から注目の的でいるために芝居がかった大げさな態度で誇張し、誘惑したり挑発したりする。怒りを周囲に向け、しばしば自傷や大量服薬など操作的な行動に至る。
 境界性パーソナリティ障がいとは違って、他人の前では安定した役割を演じることはできる。また自分に価値があるという感覚はむしろ強く、空しさを慢性的に抱えているわけではない。有病率は2〜3%である。