これが本当の底辺なんだな
暗くなり始めた空を見つめながら呟く
車のエンジンを止め
窓を全開にする
湿った森からの冷気が
車内に充満する
既に肩まで底なし沼にはまっているのに
沼の外にいる人の足を引っ張って
這い上がろうとする者たち
何故沼の淵にその手をかけない
何故一人で這い上がろうとしない
ここに一人
それを成し遂げた男がいるのに
出来ないはずがないのに

まあ、もう関係のない話だ
テイクアウトした
フラペチーノを片手に
記帳してきた
通帳を開く
詳しくは書けないが
怒涛の入金ラッシュだ
お尻を出した子
一等賞
誰もいない森に
哄笑が響いた
むろん
ワキガではない