「おとっつあんには内緒なんですけど……私、朝から夕方まで遊郭で働いているんです。
夕方にはおとっつあんが畑仕事から帰ってくるので。おとっつあんには心配掛けたくないんです。
借金を返すには、それしかないと思って。」

「お菊。キミは充分に、父親に心配を掛けている。
仕事で知らない男に抱かれるのを、父親が知ったら、どんなに悲しむか。お菊は、そんなことを考えたことがあるか?
お菊のお母さんが、お腹を痛めてキミを産んだ。簡単に、自分の身体を許すな!
どんなに時間が掛かってもいい。ちゃんと真面目に働いて、父親の借金を返すんだ。
父親は真面目に働いているのに。そこまでしてキミは、父親が知らないところで迷惑を掛けてまで、寄り道するのか?
それこそ、親不孝者だ」

わたしは、お菊に強く優しく語りかけた。

「!? す、すいません。信二さんの言葉で目が覚めました。私、真面目に働きます」


このシーンでしょ?
凄いよな、ツッコミどころが多すぎる