実況プレイ動画 底辺実況者が語るスレ【再生122】

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2020/06/10(水) 19:48:45.22ID:MyOakGL40
供給過剰の現状、過疎配信が大量生産されている実況プレイ動画。
そんな過疎・底辺実況者が集まって罵り合ったり嫉妬したりするスレッドです。
※この板はワッチョイがデフォルトなので本文一行目に「!extend:checked:vvvvv:1000:512」は必要ありません

画質や音質関係の質問はまずこちらを読んで↓
【実況参考サイト】VIPで初心者がゲーム実況するには@Wiki
http://www18.atwiki.jp/live2ch/
次スレは基本 >>970 が立て、その間は無駄に埋めない事
>>970 が次スレ立てられない場合は安価指定して誰かに頼む事

【要注意ユーザー】
曜日時間帯を問わず同じことを書き続け、会話は成立しません。荒らしなのでスルーしましょう。・
強制コテハンは変わることがあります。また他のユーザーと被っている事があるので以下に挙げる特徴に・
注意して、触れないようにして下さい。・

通称 sag
特徴  
・「動画にコメントがまったくない」「糞ニコ」「YouTubeは糞検索」「オワコン」等の表現を好む。
・うっかり相手してしまうと「もうそういう次元じゃない」「お前は何もわかってない阿呆」とお決まりのレスが返ってきます。

【 niconicoでのお約束 】
・「実況プレイ動画」タグをつけよう(できればロックを)
・「プレイ動画」タグはつけちゃはダメ!
・タイトルや投稿者コメントに「実況」という単語を入れる
(実況動画が嫌いな人もいます マイナス検索を有効にしお互い住みよい環境を作りましょう)
・part1には「実況プレイpart1リンク」タグをつける

【 過疎/低評価の原因一例 (と対策) 】
★喋らない、喋れてない
(コメントが来ないとほぼ喋らない、コメントあっても素気無い応答して黙る等も)
★画質悪すぎ or 音質悪すぎ or エコーひどすぎ(マイクがゲーム音拾ってる)
★マイクとゲーム(やBGM)との音量バランス悪すぎ
★タイトルや説明で言い訳して逃げ道確保(セルフ・ハンディキャッピング)
★タイトル名・説明欄・チャンネルTOPの記載に全くやる気が見られない
★(シリーズ毎に)マイリスト・再生リストを作成&提供していない
★滑舌が悪かったり、ダラダラ喋りで声が聞き取りにくい
★発言がネガティブ(愚痴・文句・ボヤキが多い、声が暗いなど)
→自分が心から楽しむか、視聴者を楽しませる意識を持つ
→文句や悪態発言がネタでも、視聴者が本気に取らぬような喋り方が必要
★くだらないプライドに拘り、言動が上から目線
→自分は特別だと思ってないか
★指摘や批判を受け入れない
→伸びないのは運ではない。必ず原因はある。指摘は真摯に受け止めよう
★スルースキルが無い
★あらゆる点が他人のパクり
→パクリ要素はあっても良いが、何とかオリジナリティを見出して表現する
★KYな常連が常駐
★ゲーム目的じゃなく、自己アピール第一
→だとしても、その空気が視聴者に伝わらぬよう注意
★言動がひたすら空回り、「ウザ面白い」を超えて「ウザイ」化している
→自分の才能を超えて、無理に面白いことを言おうとしすぎない
こうなっていないかいつも心に留めておく
※前スレ
実況プレイ動画 底辺実況者が語るスレ【再生120】
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1580014909/
実況プレイ動画 底辺実況者が語るスレ【再生121】
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1587205766/
2020/07/02(木) 13:57:31.15ID:ntd8UoAP0
「ええと……、それじゃあ、新しいパジャマが欲しいです」
「なんじゃ、そんな願い、主人に言えば済むじゃろうて」
「でも、わざわざ女物を買ってきて頂くの……悪いですし」
「却下じゃ」
「……………」
「もっと他の願いはないのかい?」
「……そう言われても」
 困ってしまう。
2020/07/02(木) 13:59:53.14ID:ntd8UoAP0
 お願い事なんて――あるにはあるけど、ちょっと難しそうな内容だから……
「ほうほう、動きたいのじゃな? 分かったぞよ。偉大なる魔法使い様に任せるのじゃ」
「え!? 私、まだ何も言ってないですよっ!?」
2020/07/02(木) 14:02:57.97ID:ntd8UoAP0
「わざわざ口に出して言わずとも、自分で動けぬ人形の考えなど決まり切っておる」
「……だったら、最初から訊かなくてもいいんじゃない?」
 ……アナ姉様の呟いた言葉には、私も全面的に同意だった。
2020/07/02(木) 14:05:04.04ID:ntd8UoAP0
 ――で、それから数分後。
248名無しさん@お腹いっぱい。 (スフッ Sdaa-fPrT)
垢版 |
2020/07/02(木) 14:06:36.28ID:H3f/RDs/d
ヤベー奴居座ってて草
2020/07/02(木) 14:07:14.58ID:ntd8UoAP0
「魔法の効果は今夜の十二時までじゃ。誤差はプラスマイナス十時間! 残り時間に気をつけて、楽しむのじゃよ〜〜」
「…って、誤差大きすぎ! あ、おいコラ! やりたい放題やって出て行くんじゃない!!」
 魔女のお婆さん、アナ姉様の罵声に送られながら、箒にまたがり窓から飛び出ていった。
250名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 8f73-Sa3X)
垢版 |
2020/07/02(木) 14:07:46.83ID:fm0MJu4G0
そんなに俺が憎いか
2020/07/02(木) 14:09:21.69ID:ntd8UoAP0
「もう、一体なんなのよぉ、アレは」
「変わったお婆さんでしたね」
「その一言で片づけられるカナが末恐ろしい気もするわ。んで、どうなの?」
 アナ姉様は、ちょっぴり苦笑を浮かべながら、ちらりと私に目を向ける。
2020/07/02(木) 14:12:48.85ID:ntd8UoAP0
「……どうなの、とは?」
「魔法、かけられたんでしょ? 動けるの?」
「まさか、そんなわけない――」
 言いかけて、途中で言葉が切れた。
 だって……
2020/07/02(木) 14:16:24.09ID:ntd8UoAP0
「お? お? おおお!?」
「あ…、動ける……」
「立った! 立った! ク〇ラが立った!!」
「クラ〇じゃないです……」
2020/07/02(木) 14:20:05.14ID:ntd8UoAP0
 ――本当に、魔法が掛かっていたのだから。
2020/07/02(木) 14:47:31.30ID:ntd8UoAP0
たったの半日。自由に動き回れる時間を貰ったとはいえ、出来ることは限られていた。
だから、私は一番やりたかったことだけをやってみることにした。
2020/07/02(木) 14:51:35.72ID:ntd8UoAP0
「カレーくらいなら、きっと、私でも」
 作れるはずだ。箱の裏に書いてある通りにやればいい。
 迷うことがあったら、アナ姉様に聞けばいい。姉様は何でも知っているから、頼りになる。頼りにならないのは、私自身の腕の方。
2020/07/02(木) 14:54:43.60ID:ntd8UoAP0
「初心者はカレーからって、ご主人様も言ってたもん」
 材料の入った買い物袋を抱えなおしながら、私はご主人様の言葉を一つ一つ思い出していく。
 確か、カレーだけは何でもアリ、とも言っていた。だからたぶん、ちょっとくらい失敗しても喜んで食べてもらえるはず。
 ……もちろん失敗しないに越したことはないけれど。
2020/07/02(木) 14:57:44.25ID:ntd8UoAP0
「喜んでくれる、かな?」
 ――私が一番やりたかったこと。ご主人様に、お料理を作ってあげること。
 最近忙しいのか面倒くさいのか、コンビニのお弁当ばかり食べているから、少し心配だったのだ。
2020/07/02(木) 15:01:23.47ID:ntd8UoAP0
 そしてそれ以上に、「何か」を、私の手でしてあげたかった。
 いつだって世話を焼かれるだけの自分が、哀しくてたまらなかったから。
2020/07/02(木) 15:04:49.79ID:ntd8UoAP0
 私は、人形だ。普段は動くことも出来ない、人形だ。
 着替えも、髪を梳かすのも、何もかもをご主人様がやってくれている。
 そんな風に世話を焼かれるのは、嬉しいけれど寂しくもあった。
2020/07/02(木) 15:07:58.47ID:ntd8UoAP0
 いつだって、私は無表情に微笑みながら胸を締め付けられていた。
 そして、いつか何か一つでもいい、ご主人様の為に、喜んでもらえることをしてあげたい
――そう思うようになっていた。
2020/07/02(木) 15:11:18.80ID:ntd8UoAP0
「願い事……か」
 魔女のお婆さんが見抜いたことは、真実だった。
 私が何より望んでいたのは、ご主人様に尽くすことの出来る、自由に動ける身体。
 だから、ほんの少しでも時間を貰ったのだから、絶対に叶えなければいけなかった。
2020/07/02(木) 15:15:07.39ID:ntd8UoAP0
「がんばらないと」
 もう一度、分厚い雲の流れゆく、暗い空を見上げる私。
 焦燥が、じりじりと心を焼き焦がしていく。
2020/07/02(木) 15:18:15.41ID:ntd8UoAP0
「……あれ?」
 その時になって、不意に誰かの視線を感じた。
 慌てて辺りをきょろきょろ見回してみるけれど、別に誰かに凝視されているということはない。
2020/07/02(木) 15:22:28.65ID:ntd8UoAP0
「何だろ?」
 ただ、道行く人たちが、ちらちらと私の方を見ていくだけの光景。
(えっと……、やっぱり、変なのかな?)
 人形が、街の中を動き回ってお買い物なんて。変だよね、やっぱり。変に決まっている。
2020/07/02(木) 15:25:37.31ID:ntd8UoAP0
 ――たぶん、それは罪悪感みたいなものだった。自然の摂理に逆らう事への、畏れと怯え。
 第一、私がお部屋の外に出るのは初めてだったから、本音を言えば心細くて仕方が無かったのだ。
2020/07/02(木) 15:29:07.83ID:ntd8UoAP0
 ……だから、その時は気がついていなかった。私を見ていく人は主に男の人ばかりで、それも雨に濡れて透けて見える胸元ばかり注目されているって。
2020/07/02(木) 15:34:24.14ID:ntd8UoAP0
(やだ、どうしよう)
 世間知らずの私は視線の意味には気づかなかったから(気づいていたらそれはそれで嫌だったかも知れないけれど)、
 単純に自分が非難されているのだと思いこんでしまった。
2020/07/02(木) 15:40:02.21ID:ntd8UoAP0
 一度意識すれば、恥ずかしくてたまらなくなってくる。
 お前はそこにいてはいけない。そんな風に存在自体を否定されているみたいで、哀しくてたまらなくなってくる。
2020/07/02(木) 15:45:56.99ID:ntd8UoAP0
 誰かに見られることには慣れていなかったから。
 ご主人様以外の人には、全然慣れていなかったから。
 だから、自分が人見知りをしているのだって知っていたけれど、それでも羞恥心に押しつぶされそうになったのだ。
2020/07/02(木) 15:53:01.86ID:ntd8UoAP0
(恥ずかしいな…。私、どうして人形なんだろう?)
 ぼんやりと、そんなことを考えた途端、
「……あれ? あれ?」
 一粒の水滴が、私の頬を流れて落ちた。
2020/07/02(木) 15:58:47.81ID:ntd8UoAP0
「なんだろ……これ?」
 髪の毛も何もかもグチャグチャに濡れているから……きっと雨水だ。
 私に涙腺はついていないから、涙のはずがない。泣いているはずがない。
 なのに、どうして? こんなに哀しくて、目尻が熱くなるこの感覚は、一体なんなの?
2020/07/02(木) 16:03:54.20ID:ntd8UoAP0
「泣いているわけ、ない」
 小さな声で呟いて、同時に我慢が出来なくなった。
 私は、くぐもった嗚咽の声をこぼしつつ、夢中でその場を駆け出した。
2020/07/02(木) 16:09:23.61ID:ntd8UoAP0
 ――ただ、その場から逃げ出したかったのだ。
「…ぅ、く」
 ――早く、帰りたい。
「いやぁ…」
 ――ご主人様と、アナ姉様のところへ。
2020/07/02(木) 16:14:33.34ID:ntd8UoAP0
「雨なんて…嫌い」
 髪が濡れるから、顔が濡れるから、だから泣いているみたいに見えるんだ。
「早く、止んでよぉっ!」
2020/07/02(木) 16:20:16.60ID:ntd8UoAP0
 金切り声で、叫んだ瞬間だった。
2020/07/02(木) 16:26:48.21ID:ntd8UoAP0
「え……」
 前触れもなく、カクンと膝の力が抜けていた。
「ま、待って……」
 スローモーションで地面が近づいてくる。
「いや…っ」
 痛みを感じることもなく、私は水しぶきを上げて、アスファルトの水たまりへと倒れ込む。
2020/07/02(木) 16:32:23.83ID:ntd8UoAP0
『誤差はプラスマイナス十時間じゃ』
2020/07/02(木) 16:37:32.53ID:ntd8UoAP0
 ……お婆さん。それって、あんまりです。
 せめて、1秒でもいい。プラスの方に誤差が欲しかった――
 シンデレラの魔法は、十二時を待つこともなく、きれいに解けて消えていた。
2020/07/02(木) 17:49:45.65ID:AFP1cXoor
なんで有能スレは早死にしてしまうん?
2020/07/02(木) 18:36:35.75ID:fm0MJu4G0
まぁガチでアスペの疑いがある俺が悪いのだろうね
こうして面と言われたの初めてだから、アスペについていろいろと調べてみたら思い当たる節ばかりだったわ
二日前に言ってくれたら掛かり付けの心療内科の先生に昨日相談できたのに、次通院するの8月5日だよ
何をやらかすかわすらんけど諦めろ
俺も将来諦めた
2020/07/02(木) 18:59:16.66ID:UKlbT7vg0
スキあらば自分語りかこいつマジできもちわるいな
邪魔だから二度とくんなよ
2020/07/02(木) 19:00:06.15ID:7SL9Zs1g0
病気は荒らしの免罪符か
楽な人生歩んでそう
284名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 6bb1-fPrT)
垢版 |
2020/07/02(木) 21:44:19.81ID:X0xWl6UL0
今までやべー嵐いなかったのに悲しいなぁ
2020/07/02(木) 21:58:19.48ID:fm0MJu4G0
念のために聞くが、俺を少しでも擁護しようと思うものはおらんのか?
そのくらいにしてやれと嗜める者はおらんのか?
2020/07/02(木) 21:59:20.44ID:w2myZGdq0
なんでこんな過疎スレに・・・
2020/07/02(木) 22:22:04.38ID:AFP1cXoor
>>285
とにかくここに居座って構ってもらおうとするな
ネット(特に5chやSNS)に頻繁に書き込みするような奴は今のお前みたいに心の余裕が無い奴ばっかりなんだから、下手に構ってもらおうとするだけ叩かれるのがオチだぞ
いいからとっとと5chやめてアスペについて書籍でも買ってちゃんと勉強しとけ
2020/07/02(木) 22:24:02.00ID:AFP1cXoor
はい、こっからスレ内容について語りましょう

個人的に仕事帰って来てから動画編集する気力が湧かないのだけど皆はどんなモチベーションの取り方してる?
2020/07/02(木) 23:07:28.96ID:fm0MJu4G0
よおわかった
実況プレイ動画 底辺実況者が語るスレ
は敵や
2020/07/03(金) 01:09:51.43ID:1mCO5iZt0
配信のチャットで自分語り始めて
スルーしてるとコメ見ろと連投してくるキッズを彷彿とさせる
291名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 6bb1-fPrT)
垢版 |
2020/07/03(金) 07:26:32.77ID:iLlG7AbX0
コメント拾いたくても全部拾えない時があるから
棒読みちゃん導入するか悩んでるわ
2020/07/03(金) 08:26:33.26ID:U8BJYOqNr
>>288
PCの前に座ったら、ゲームとかしたりする前に絶対○分分(○ふんぶん)編集する事を決めている。
2020/07/03(金) 09:26:26.78ID:EN93BB1Yd
>>288
分かる。俺の場合はひたすらこの動画はバズると思う&誰かに同じネタで先越されてバズられるって思って自分にケツバット
2020/07/03(金) 09:35:32.61ID:RgdV95p70
 気がつくと、私はベッドの上にいた。
 動かなくなった視界に映るのは、見慣れた天井だった。
2020/07/03(金) 09:38:02.10ID:RgdV95p70
「や、おはよ」
 横合いから掛けられた声。聞き慣れた青い文字の声。
「アナ姉様?」
「他に誰がいるって言うのよ?」
2020/07/03(金) 09:41:02.10ID:RgdV95p70
 こういう言い方をするってことは、間違いなくアナ姉様。
 同じタイプの人形の、そっくりさんってこともあり得ない。
「何か失礼なこと考えてない?」
「い、いえっ! それより……あの、私、どうしてここに?」
「ご主人様が抱えて帰ってきたわよ?」
2020/07/03(金) 09:45:42.47ID:RgdV95p70
「え? え? え?」
 ご主人様が?
「帰り道で偶然見つけたんだって。ワンオフ同然の制服着てるから、すぐに分かったって言ってた」
「…………」
2020/07/03(金) 09:51:19.48ID:RgdV95p70
「まあ、なんで外で倒れてたのか、真剣に悩んでるみたいだけど。てきとーに誤魔化しておいたから、安心しなさい」
「……はい。すいません、ご迷惑掛けて」
「ふふ、そーゆー台詞は、アタシよりもご主人様に言ってあげなさいな」
「……はい」
 アナ姉様は何だか愉しげに笑っていたけれど、私の気持ちは落ち込む一方だった。
2020/07/03(金) 09:59:58.97ID:RgdV95p70
「あの…、それでご主人様は?」
「首傾げながらカレー作ってるわよ」
「そう……ですか」
 ――私が作りたかったのに。
 今からでも手伝えないかなって、身体に力を入れてみる。
2020/07/03(金) 10:08:24.12ID:RgdV95p70
「あれ? カナぽん、まだ動けるんだ」
「……重い、です」
 それでも、ゆっくりと身を起こすことが出来た。
 そして、それが最後の魔法だった。
2020/07/03(金) 10:19:16.78ID:RgdV95p70
「……ぁう、動かない」
 壁にもたれたところで、ぴくりとも動けなくなった。胸がきゅんって締め付けられて、絶望感で一杯になっていく。
「どしたの?」
 アナ姉様の、心配そうな声。私は窓の外へと目を向けて、ぽつりと小さな声で返事する。
「雨、止んじゃったんですね」
2020/07/03(金) 10:29:38.96ID:RgdV95p70
「うん、さっき止んだみたいだけど?」
「もう少し、降っていたら良かったのに」
 そうすれば、私、気持ちのままに泣いていられるかも知れないのに。
 ……根拠のない考えだけど、その時だけは、そう思うことが出来たのだ。
2020/07/03(金) 10:41:18.17ID:RgdV95p70
「カナの言うこと、よーわからんわ」
「自分でも、よく分からないです」
 私は小さく息をつき、自分の服装へと目を向けた。
「ご主人様の……シャツ」
2020/07/03(金) 10:51:41.17ID:RgdV95p70
「何故わざわざそれを着せるのか、びみょーにツッコミたい気分だわ」
 アナ姉様の言いぐさに、ほんの少し心が晴れて、私は苦笑した。
「いいじゃないですか。私、この匂い、好きです」
 微かにしみついた、煙草の匂い。ちょっとだけ、汗の匂いも残ってるかな?
2020/07/03(金) 11:00:39.26ID:RgdV95p70
「結局、何にも出来なかったです……」
 頭上に掛けられた、湿った制服。ぼんやりと目を向けて、わたしはほとんど無意識的に呟いた。
「何かしたかったの? ご主人様に?」
「……はい。だから、お料理作ろうかな、って」
「それが、カナのお願い事だった、と?」
「……です」
2020/07/03(金) 11:16:27.70ID:RgdV95p70
 ちらり。今度はアナ姉様に目を向ける。呆れたみたいに、苦笑していた。
「なんですか? その目は……」
「分かってないな〜、って思って」
「な、何が、です?」
 少しだけ、ムッとしながら訊き返す。
2020/07/03(金) 11:27:01.80ID:RgdV95p70
「だって、そんなの意味無いモン。尽くしてあげたいって、その気持ちは立派だけどね」
「意味無い…って」
 まさか、そんなことを言われるとは思いも寄らなかった。
「アタシ達は、愛されていればそれでいいの。だって、それがご主人様の望みなんだから」
「え……? え?」
 望み? ご主人様の? でも、だって、私は――
308名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 53b1-ERT+)
垢版 |
2020/07/03(金) 11:34:00.37ID:SWz4opgR0
久々に来たんだけど
このスレは何処に向かってるの?
2020/07/03(金) 11:40:10.51ID:RgdV95p70
「誰かにお世話されたいなら、ご主人様だって人間の女の子と付き合うわよ」
「そ…、そんな…、でも」
 何だか知らないけれど、その時私は、ものすごく動揺した。
「アタシ達は、気持ちを注いでもらえばいい。人形って、愛されるための存在なんだから。それでいいの」
「そ、そうじゃなくて、私……」
310名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 6bb1-fPrT)
垢版 |
2020/07/03(金) 11:49:06.91ID:iLlG7AbX0
ヤベー奴湧いてるから触らずNGしとけ
2020/07/03(金) 11:51:51.75ID:RgdV95p70
「それだけだと、不満?」
「不満……です」
 自由に表情が動かせるなら、思いっきり頬を膨らませたいところだった。
「あはは…、大それた願いね、それは」
「分かってますけど」
「きっと、カナぽんみたいなのが、妖怪になるのよね」
2020/07/03(金) 12:01:19.32ID:RgdV95p70
「よ、妖怪、って」
「知らない? 100年愛された人形は、妖怪に変化するの」
「付喪神ですか?」
「人形に限ったことじゃないけどね。そうなったら、自由に動き回れるかも知れないわよ?」
 いくら自由に動けても、妖怪なんて呼ばれるのは、ちょっとイヤだなって思う。
2020/07/03(金) 12:07:16.08ID:RgdV95p70
「妖怪じゃだめ? んじゃ、魔女って呼んであげようかな?」
「ま、魔女……?」
 もちろん、思い出すのは昼間に出会った謎のお婆さん。アナ姉様も同じ事を考えたのか、クスクス笑いながら言ったのだ。
「もしかしたらさ、あの魔女のお婆さんも昔は人形だったのかもね」
2020/07/03(金) 12:12:30.72ID:RgdV95p70
「ま、まさか――」
「想像よ。でも、だからこそ、じっと座ったままでいるカナぽんに目をつけた……とか」
 全く根拠の無い、単なる仮説。それでも、私は同じ仮定に基づき、心を馳せてみる。
2020/07/03(金) 12:18:43.90ID:RgdV95p70
 ――100年。愛されて、動けるように。
 もしそうならば、きっと、あのお婆さんのご主人様は、もういない。
 願った通りの自由を手に入れて、けれども望んだことは、もう出来なくて、
 だからこそ、ほんの少しの時間を、私に分けてくれたとしたならば……
2020/07/03(金) 12:22:27.61ID:RgdV95p70
 それは、悲しくて……とても温かいことだった。
317名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2020/07/03(金) 15:15:38.16
「……アナ姉様」
「んー? どしたの?」
 窓から差し込む、夕日の光。雨上がりの、柔らかな光。
 私は泣くに泣けない気持ちのままで、アナ姉様に微笑みかけた。
「そんなの、嫌です。ずぅっと悩みながら待つなんて、つまらないです」
318名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2020/07/03(金) 15:16:10.91
「カナって、わがままねぇ」
 からかうような、悪戯な視線。
「はい、今はこれでいいです。ご主人様の側にいます」
「そーそー、百年先のことなんて分かんないからさ。とりあえずは、今を大切にしないとね」
「……はい」
319名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2020/07/03(金) 15:20:35.76
 今は、世話を焼かれるだけで十分だ。
 どこにも行かない。側にいる。望まれる限り、いつまでも。
 焦ったところで、仕方がない。だって、本当の願いを、見失うわけにはいかないのだから。
320名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 1e6c-aBdg)
垢版 |
2020/07/03(金) 15:22:14.27ID:84bxjRoV0
通報しますかね
2020/07/03(金) 15:25:22.15
 私の、本当の願い。とっくに叶っているはずの、単純な気持ち。
 私は、少しでも長く……愛されたかっただけなのだから。
2020/07/03(金) 15:30:23.38
 雨は降り止み、夕暮れの日差しがお部屋の中を包み込む。
 お台所からは、カレーの香りが漂い始めていた。
2020/07/03(金) 15:30:25.70ID:aDnhKOZJM
実況のトーク力って人生どれだけぶっ飛んだ経験(陽キャ)したかだと俺は思うけどどう?
例えばもこうとかバトレボでヒットしてキレ芸やらで大成功してるけど雑談だと加藤純一なんかと比べてつまらんとと思う
結局こういう場でも陽キャが勝ちやすいのかなと
2020/07/03(金) 15:36:21.52
(新たに助太刀を送れるのは、たしかに冥界からだけじゃが、わしはこうした時にそなえて布石を打っておいた)
(ナオミの育ての父ケネスの背中のタトゥーでございますな・・・・・・)
(さすがかつての「うらなうもの」よ。前もって準備しておいたものを使うのなら、新たな助太刀を送ることにはならぬ)
 ネプチュヌスが、今度はシンガパウムに顔を向けた。
2020/07/03(金) 15:40:54.39
(ケネスの背のタトゥーは、いざというときには海神界と人間界をつなぐチャンネルになる。一度限りじゃが、チャンネルを通してお主を人間界に送れるのじゃ。今のナオミでは、四人の魔女たちと勝負にはならぬ。たとえ、マクミラと共闘したとしてもじゃ。万が一の時は、ナオミを助けるために人間界に行くのじゃ)
 シンガパウムが武人らしく、思念を返す。
(おそれながら、わたくしには親衛隊の仕事がございます。すでに、人間界に行ったナオミのために不在となるわけにはいきませぬ)
 その時だった。
2020/07/03(金) 15:45:54.15
 ネプチュヌスの息子で、王子トリトンが思念を発した。
 神殿の男たちのほとんどがマーライオンなのに対して、ネプチュヌス直系の神であるトリトンは美しい顔立ちに魚の下半身を持っていた。
2020/07/03(金) 15:50:53.75
(シンガパウム様、ご心配にはおよびません。わたくしをお忘れですか?)
親衛隊の一員として北門を守る責任者トリトンは、「助くるもの」であった。
いつも遠くを見るような瞳からは、心の内は探れなかった。
しかし、いったん剣を振るえば、流れる大河さえ切り裂かれたことを忘れて流れ続ける達人である。
気品、威厳、高潔。そうした言葉が似合う神だった。
2020/07/03(金) 15:55:28.07
(王子よ、娘を救うのは、わたくしごと)
 普段ならけっして親衛隊長のシンガパウムに逆らうことのないトリトンが、怒ったような思念を返す。
2020/07/03(金) 16:00:34.63
(それは違いますぞ。神々のゲームが続いている以上、海神界にはナオミを助ける責任があります。いざというときには、「助くるもの」として不肖トリトンがシンガパウム様の代理をつとめさせていただきます)
2020/07/03(金) 16:05:52.08
本当は、トリトンは自分自身でナオミを助けに行くと伝えたかった。だが、あえてその気持ちを封印した。
ネプチュヌスのお気に入りのナオミと幼少時からいつも共に遊んだトリトンは、気がつけば兄妹のような関係になっていた。
2020/07/03(金) 16:10:51.49
ナオミにとってトリトンはなんでも話せて頼りがいのあるやさしい兄だったが、
美しいマーメイドに成長したナオミにトリトンは兄妹以上の感情を持つようになった。
2020/07/03(金) 16:15:42.75
だが、いつもトリトンの前で無防備に振る舞う「妹」に、絶対権力を持つ最高神の子である「兄」が愛の告白などできただろうか? 
愛を告白出来ぬ立場なら、せめて兄として妹を助けてやりたいという一心であった。
2020/07/03(金) 16:20:26.79
(シンガパウムよ、王子の顔を立ててやってはくれぬか? それに、ひさびさにお主の戦いを見てみたいと思うのは、わしだけではあるまいて)
ネプチュヌスが引き取って思念を送る。
2020/07/03(金) 16:25:49.60
(お主が人間界で、ナオミを助けることはすでに定められている。それに、わしもお主の戦いを見てみたいと思うものじゃ)
トーミが思念を伝えた。
2020/07/03(金) 16:30:50.31
ネプチュヌスが決断を下す。
(それでは、ナオミが危機を迎えたとき、シンガパウムは助けに人間界に降臨する。ただし、シンガパウムが降臨できるのは一度きりとする!)
2020/07/03(金) 23:06:18.63ID:1F6jsRMFr
陽キャだの勝ちだの……
お前はまずお前自身を見つめて一体自分は何がしたいのかを見極めろ
337名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 4ab1-u+G/)
垢版 |
2020/07/04(土) 00:47:10.77ID:7eAHb2m00
先月大作動画を3つも投稿したのに
再生もコメもまったくない・・・・・・・
2020/07/04(土) 02:51:04.71ID:YAhcUJVI0
ホンマモンの登場で10年来の荒らしが完全に空気と化したのは草
339名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 6bb1-fPrT)
垢版 |
2020/07/04(土) 08:35:56.88ID:pMTYDxlA0
お前は何も分かっていないって人が
マジモンの気狂いにドン引きしてる感じ好き
基地外に基地外ぶつけても結局強い基地外が
居直るだけなんだな…
2020/07/04(土) 09:34:53.38ID:eXEflrpt0
再生もコメもまったくないさんの唯一の拠り所を奪うんじゃあないよ!
2020/07/04(土) 10:17:36.81ID:MRQMdPti0
sagも引くレベル
2020/07/04(土) 11:42:45.55ID:53eA/4R+0
とりあえずアスペ連投おじさんもいなくなったことだしよかったよかった
2020/07/04(土) 13:50:34.83
 地球、いつとも知れない時代――。
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