――第五章

あの日、ゆゆうたは呑まれた悪意に真実を話した。
「自分の方がもっと上手く立ち回れる」
悪意は失言した、この男は強すぎた。
文字通り、日夜更新される動画。
流れる感謝一つ一つに興奮し、明日への原動力とした。
彼は二度と善意の自分に戻れないことを悟った、同時に決意した事は。
「行くところまで行ってやる。」
この時、加藤純一は同時接続11.9万を達成し、悦びに浸り尽くし、越されることないという安堵と開放感で周りの人間に攻撃し始めた、
「俺より数字が低いやつが文句を言うな。」
これが彼の大義であった。
ゆゆうたは登録者100万人を突破していた。
ある日、彼は気づいた
「終了時刻を明示しておけばその時刻に人が一斉に集められるのでは?」
彼にはもう止められる理性はない、あとは時間設定をするのに相応しい大義名分が必要だった。
「24時間」
光が走った、1度は白かった光は黒が混ざり、灰色という汚い色をしていた。
総ては屈辱を晴らすため。
一転攻勢に躍り出る。


――次の次最終回
第五章 前編終