――第四章

「……!!……ゥー!!」
歓声が聞こえてきた、待機室では皆、ピリピリしている、1年の時を経て、進化した自分を魅せる事で、新たな結果を得るためだ。
そんな空気の中、こなれた雰囲気で話をしていたのは……加藤純一
「おっ!?君確かゆゆうたとか言う新入りだったよな?何すんだ?」
吐くものが無い身体は、内臓すら吐き出してしまいそうな雰囲気に飲まれている。
そんな中、ゆゆうたは答える
「じっ、自分はピアノ弾きます……」
加藤は頭が破裂しそうになっていた、有名になるなら、もっと面白いものがあるのかと思っていたからだ。
「ップゥハァ!マジで言ってる?!wwピアノwニコ超はもう楽器系いっぱいいるのに?ww」
ゆゆうたは、自分の武器を馬鹿にされたが、言い返す勇気など、会場に来るための電車に置き忘れて居た。
「結構上手いですよw僕w」
空元気で振りまいた笑顔は引き攣った表情筋すら無に返す
「まぁ、お互い頑張ろうやwまたな!w」
彼のお陰で少し元気が出た、少し嫌悪はしたが、彼はいい人なのだろう、そうゆゆうたは信じていた。
「次は、ゆゆうたさんと、加藤純一さんの対談でーす!それではどうぞ!」

善意の執着と、人々の嘆きの終焉を告げる幕が上がる。

――第四章 中編2 終