――第三章〜破滅の慟哭、嫌儲の行方〜
ある刻、突如として鍵盤を乱打する音が、国に響いた、その音色は人々の望む音となり、形を創り、総てを魅了した、しかし、鍵盤
を叩く張本人は決してその善意と信頼を無に帰す事をしなかった、何故なら……
彼には”ピアノ”しか無かった、この世に生
を受け、学んだものは沢山あった、しかし
彼の善心が囁きかけるのだ、
「人を喜ばせ、楽しませなさい」、世間を
知らない彼にはまさに天啓であった。
その”善意”だけで構成された音色は人を惹きつけ、その注目が彼の原動力となり、熱力学第二法則をも覆してしまった。
彼の「世間からの期待」は遂にかの王国。
ニコニコ超会議の目に止まった、彼はそこ
で人生が一変する現実を目の当たりにするのだった
――続く