米ニューヨーク工科大学の研究チームが28日、結核予防のための幼児のBCGワクチン接種が、
新型コロナウイルス(コロナ19)の死亡者数を抑制するのに役立つという研究結果を公開した。

結核予防のための幼児のBCGワクチン接種が、新型コロナウイルス(コロナ19)の死亡者数を抑制するのに、大きな助けとなったという研究結果が出た。
研究陣は、BCGワクチン接種が全般的な呼吸器感染から保護することができるためだと推測した。

ニューヨーク工科大学(NIC)の研究陣は28日(現地時間)、BCGの予防接種が死亡率を大きく減少させたと発表した。
政策的にBCGワクチンを接種する国の人口100万人当たりの死亡者数が、しない国よりはるかに少ないことが分かったと説明した。

実際、BCGワクチン予防接種を実施していない米国やイタリアのような国々が、長い間BCGワクチン接種を実施した国々に比べ、
より深刻なコロナ19の影響を受けているという説明だ。今回の研究は、海外医学論文の事前公開サイトであるメドアーカイブ(MedRxiv)に掲載された。

BCGは、非病原性BCG菌株を利用して結核に対する免疫を形成するように作られた結核予防ワクチンだ。特に、小児結核と結核性脳髄膜炎など重症の結核発病予防に効果がある。
以前の研究によると、BCGワクチンは抗ウイルス免疫に重要な役割を果たすと知られているインターロイキン1ベータ(IL-1β)生成に影響を及ぼす。これによって結核だけでなく、
他の呼吸器疾患の退治にも役立つという分析だ。西アフリカ諸国のギニアビサウでは、子供たちがBCGのワクチン接種により、呼吸器感染や敗血症の発生を減らし、
子供の死亡率を大幅に減らしたという研究結果もある。

3月21日の数値を基準に分析した結果、BCG接種を実施中の55カ国のコロナ19死亡者は、人口100万人当たり平均0.78人で、一般的なBCGのワクチン接種政策がない5カ国は16.39人と、明らかな違いを見せた。
数値上、約21倍近い差だ。主なBCG非接種5カ国は、イタリア、米国、レバノン、オランダ、ベルギーなどだ。

また、研究チームはBCG接種実施期間と死亡率も関係があると説明した。スペインは1965年から1981年までの16年間、BCG接種を実施した。一方、デンマークは1946年から1986年まで40年間施行した。
両国の人口100万人当たりの死亡者数は、それぞれ29.5人と2.3人で、約10倍近く差がある。

1947年からBCGワクチン接種を実施した日本は、100万人当たりの死者が0.28人で、1920年代にBCGワクチン接種を始めたブラジルは、死者が100万人当たり0.0573人だ。

現在、BCG接種を実施中でありながら、高い確診者や死亡者を記録した国もあった。論文では、イランの場合、1984年にワクチン接種が始まり、それ以前の出生者らはワクチンによる免疫効果が見られなかったと分析した。
また、1950年代からBCG接種を始めた中国については、文化革命(1966-1976)当時、結核予防及び治療機関の解散で、一部の年齢層が感染により脆弱だったものと推測した。