秋元康(日本経済新聞朝刊2000年1月29日)

テレビの前から「お茶の間」が消えたように、現代は情報の受け手としての大衆が存在しない。
大多数の支持がヒットにつながる「最大公約数の時代」は終わった。
これからはインターネットのように「最小公倍数の原理」が支配するパーソナルなメディアが流行の拠点になる。
こだわりを持つ少数が面白いと思うものが核になり、
それに共感する人々の輪がドミノ倒しのように広がっていくような現象が主流になっていくだろう。