橋下徹@hashimoto_lo

僕の意見が現在、少数であることは自覚しています。
分祀論はこれまでもありましたが、靖國が否定している以上、口だけの状態でした。
ゆえに僕は実行プロセスとして憲法20条改正による国立化を経ての分祀案を提案しました。
憲法学者でもこのようなことを言っている者はまだ皆無でしょう。

僕は賛否があっても実行にこだわります。
最初の府の財政再建策、天下り禁止、カジノ、万博、地下鉄民営化、府立市立大学統合、体罰事件が生じた市立桜宮高校の入試中止、そして大阪都構想、あらゆるものも最初は全て少数派。
それでも松井さん吉村さんが実行した後は大阪はどうなったか?

百田さんも民意が正しいと言っているわけではないし、僕も現在少数派だと自覚しているので、ツイッターという狭い世界で民意を確認しても仕方がないと思います。
ツイッターアンケートよりも正確な世論調査では国民の多数が女性天皇容認ですが、百田さんはそんなの無視なわけでしょ?
そういうものです。

ツイッターアンケートよりも必要なことは国会議員アンケート。
有本さんはジャーナリストなのですから、国会議員に首相就任時の靖国参拝の言質を取って公にして下さい。
ここで重要なのは、「首相になる可能性のある」国会議員です。
首相の見込みがない国会議員は、参拝すると簡単に言います。

首相になる可能性のある国会議員が、複数人、首相就任時に靖国参拝すると明言すれば、僕の分祀案は全て撤回します。
そんなことする必要ないので。
僕は百田さんに知識がないという失礼はことは言いませんが、体験の違いはあると思います。
僕ほど中国とやり合った大阪府知事はいないでしょう。

歴代の大阪府知事で台湾訪問をしたのは僕が初めて。
総領事の態度振る舞いを巡って中国総領事館と大ゲンカ。
先方が謝罪するまで中国関連の行事は全て欠席。
上海万博を巡っても大ゲンカになったんですよ。
そういう中で、こりゃ国会議員は首相になったら靖國には行けないな、と感じたんです。

僕の認識が間違っていて、次の首相から持続的に靖國参拝が行われるなら、僕の案は不要です。
しかし、その点、有本さんと百田さんの認識が甘いと感じています。
そこは有本さんの取材に任せます。
なお、百田さん有本さんが首相になっても、首相時には絶対に靖國参拝はできないと確信しています。