「えっ!?」
「委員長と別れろって、いきなり何言い出すんだ、リリちゃん!」
「いつかは決断しなきゃいけないことですよ、先輩。」
「ででで、でもね、いきなり別れろなんて。それに、剣持さんは私のこと……」
「ええ、知ってますよ。先輩が好きなのは委員長さん。でも……」
「でも?」
「でも、私のお腹には二人の子供が……」
「ええっ!!」
「ままま、まさか、け、け、剣持さん……」
「そ、そんなっ! あのときはちゃんと外に出してっ!」
「剣ちゃん本当なの……」
「お腹に出すのは避妊とは言えませんよ、先輩」
「そ、そんな…わたくしはわたくしはバーチャルライバーの頂点に立ち浮気性の毒親と決別し今度こそ本当の幸せを……うっ…!」
ぱたり
「委員長ーっ!」
「ショックのあまりに気絶ですか無様ですね」(藁


1年後……

「式日に晴れてよかったな、リリっち。新郎はどこいったんだろう?」
「あ、ガッ君。刀也さんなら親戚に挨拶に行ったよー。それより、ほらほら、私の赤ちゃん」
「ばぶぅ」
「やあ、想像はしてたけど、本当に可愛いな」
「うん。きっとハンサムに育つよー」
「しかし、出産後に結婚かぁ。こういうの『産んじゃった婚』とでも言うのかな?」
「卒業まで待ってたからねー。それに大きいお腹でウェディングドレスはいやだよー」
「とにかく結婚おめでとう、リリっち」
「ありがとー。これもガッ君のおかげだよー」
「まあ、俺としてはオイシかったけどな。どれ、もっと近くで見せてよ」
「はぁい、ぼうやー、ごあいさつでちゅよー。本当のパパに、ね」