「竹お姉ちゃん、れむにいい考えがあるれむ!」
運転席に手を伸ばしトランクオープナースイッチを押すれむっふ
ドアを開けて車外に飛び出し車体の後部に回る
開け放たれたトランクに横たわる拘束された深淵の姿を見下ろして残酷な笑みを浮かべるれむっふ
「この鬼面……しりりくんを惑わせる無駄なエロさ……あの栃木の障害者にはこいつが有用れむ!」
「ちょっと、れむっふアンタ何言ってんの?」
後を追って車外に出た竹パイペンがれむっふの豹変ぶりに動揺する
「こいつには海に捨てる以外まだ利用価値があるれむ……武装キャベツ好きの『竹ちょ』にとっては」
えぇ…と困惑する竹パイペンをよそに深淵の肢体を値踏みするれむっふのテンションは上がり続ける

「岩下の新生姜ペンライト、完全にアレを思わせる形状で販売中止になったってやつ知ってるれむか。
栃木の『彼』は何本も持ってそうれむねぇ……
慰謝料代わりにアンタを差し出すって聞いたら間違いなくウッキウキでどっかから出してくるれむよ?」
近い将来わが身に降りかかるかもしれないおぞましい事象を思い描いてトランクの中で身を捩る深淵
「れむっふ、アタシはなにもそこまで」
ドン引きする竹パイペンにキッと向き直り無言のまま再びゾッとするような冷たい目で深淵を見下ろす
「アンタがしりりくんをダメにしたんだ。アンタのせいで!音MDMではあんなにねっとり愛し合ったのに」
(しりりくん……助けて!)