貧乏育ちのウナちゃんはいじめられ
父親がやさぐれてたこともあって不満爆発して高校を中退してヤクザの下っ端のちんぴらになった。
口がうまいウナちゃんは地元ヤクザの親分にかわいがられるようになり(ヤクザの娘が同級生だったのが縁)
ヤクザの仕事の一つ珍味屋になった。

いわゆる口利き業者で、ヤクザは完全なアウトローだけど、一般社会とアウトローの中継役になったのがウナちゃんだった。
口がうまいウナちゃんはそのなかで上手に立ち回り、
運送業や新聞配達(押し紙に参入)を通してかなりもうけ、
最終的にバー、いまでいうキャバクラ経営に乗り出した。
バックにはヤクザついてくれた。

店の経営は順調だった。
金はかなり入ってきた。月収900万円はどうだか知らないが、まぁ200マンぐらいあったのかもしれない。
彼が店を経営してた90年代はバブルがはじけたと言っても今よりずっと景気がよかったし企業が飲食代を払う額が大きかった。
日本の経済規模は世界NO2で、全アジアをあわせたより大きかった。

ここからが謎な部分。

ウナちゃんはなにかをしくじって立川に戻れない。
ふつうに考えてヤクザが原因なんだろう。

ウナちゃんが変に罵倒合戦が上手いのは、彼が人のまねが上手いからだ。
よく寸劇をやるだろ? 他人の言ったことや特徴をよく覚えている記憶力の良さが彼の強みだから。
彼の罵倒が上手いのは本物のヤクザの恫喝をみて練習したんだろう。ヤクザのHOPEとどなりあいをしたとき本物のヤクザより
恫喝が上手だったのはそういう技術を磨いていたから。
実際の彼はめちゃくちゃ弱いのはご存じの通り。 上手なのは恫喝の部分だけで、彼が本当のけんかを口にする時は
弱い人特有の 「おれは別に刑務所いっても関係ないから 刺しておわり ブロックで殴って終わり」 とかいいだす。