「あゝベル..」

上に跨ると気怠げに、しかし求めるやうに舞元が嘆く。

「上に乗るのが好きだな、ベルは」
「ああ..」

今ほどそれを望んだことはなかった。舞元が自分の下に横たわってると思うと頭がくらくらする。
こらえきれずに畑仕事で引き締まった腹に手をすべらせ、舞元の抑制の利いた呼吸の上下動を感じる。
淡い体毛の流れを追い、指先で触れた。
今やベルモンドの指はきつく結ばれた白いふんどしのその下へ消えていく場所までたどり着いていた。顔をあげる。

その瞬間、いきなりベルモンドは後ろへ突き倒され気づけば舞元の下に体制は入れ替わっていた。見つめる舞元の瞳には突き上げてきた欲情の炎が、それはベルモンドの瞳にも映る。

舞元が言った。

「焦れったい早くしろよ」

舞元が何を言っているのか何を待ってるのか瞬時に理解できた。ベルモンドは舞元のふくらはぎに手を回しもう片手でふんどしをスルスルと解いていった。

「ちょっ..ベル、今度は早いなッ」
「...ごめん」

ほら見たことか、けどお前が俺に火をつけたんだぞ..舞元。気分が高まっていて分からなかったが舞元も相当気張っているやうであった。なぁに心配しなさんな天国にでも導いてあげるよレッドストーンのように..

ギシリと簡易ベッドが音を鳴らす、夢のようで長い深い夜の中に二人を落ちていった。