>>401
「戦争からきらめきと魔術的な美がついにとられてしまった。アレクサンダーやシーザー、ナポレオンが兵士たちと危険を分かちあいながら馬で戦場を駆け巡り、帝国の運命を決する、そんなことはもうなくなった。
 これからの英雄は安全で静かな事務室にいて、書記官たちに取り囲まれて座っている。一方、何千という兵士たちが電話一本で機械の力によって殺され、息の根を止められる。これから先に起こる戦争は、女性や子供や一般市民全体を殺すことになるだろう。
 やがてそれぞれの国には大規模で、際限ない、一度発動されたら制御不可能となるような破壊のためのシステムを生み出すことになる。人類は初めて自分たちを絶滅させることのできる道具を手に入れた。これこそが人類の栄光と苦労のすべてが最後に到達した運命である」。