>>179
「おかえり、小さなアリのお姫さま」
「約束の時間だよ。自分の変わりたい身体は見つかったかい?」

姫さまは少し考えてから、ゆっくり魔女に伝えました。

「わたくしはこの身体のままにします。少し冒険をして気づきました。森のみんなは自分の身体の良さを知っていました」
「わたくしは変わりたいことばかり考えて、自分の好きなところが無かったんです」
「わたくしもみんなのようになりたい。ありのままでいいんです」

「ありのまま…… それがあなたの答え?」

「はい、ありのままでいいんです」

すると魔女は急に笑い出しました。

「おほー!馬聞いた?やっぱり私の見る目は間違ってなかったんだよー。森のあの子たちと同じ、これで最後のピースがそろったね」
「自分を好きになって、みんなを好きになる。そんな世界に一緒に行く子を探していたんだ」
「あなたも一緒にありのままの姿でついてきてくれる?」

姫さまは笑顔で応えると魔女は長い髪の毛を切り11個の星を置いて魔法をかけました。

「この子たちを、あの場所へ」

辺りはすっかり明るくなり魔女と馬だけが残っていました。

「さて、私たちもそろそろいこうか」
「衣装も、これなら派手じゃないよね。きっと向こうの世界でも楽しいことが待ってるよ」
「それじゃあ行くよ」

空には14個の星がキラキラと輝いていました。

お し ま い