むかしむかしあるところに、村外れに土竜飼いの少年がいました。

少年は嘘つき者で、村へ出ては大きな声で「カウパーが出たぞー!!」と叫びました。
村人たちが大慌てで少年の元へ駆けつけるとカウパーだらだら垂らしながら、慌てる様子を見て少年は笑い転げていました。
村人たちは少年にだまされたことに気づきこっぴどく叱りましたが、少年も土竜も無事だったので安心して帰っていきました。



それからしばらくして、少年はまた同じように村人をだましました。
同じことを何度か繰り返しているうちに、少年にだまされて家を飛び出してくる村人は減っていきました。

しかしある日のこと、少年が土竜の世話をしていると本当にカウパーの大放出がやってきたのです。
少年は必死になって大声で叫んで助けを求めましたが、村人たちは少年の言うことを本気にせず出てきてはくれませんでした。
とうとうカウパーは少年と土竜を飲み込み、村人たちが気づいた時には、もう何かカルデラ湖みたいになっていました。