ひとつの最新の書き込みに触発されて、あらためて申しあげておきたく思います。

 残酷な拉致事件は、その大半は、この日本国内で起きているのです。
 有本恵子さんのように海外で拉致された方もいらっしゃいます。
 しかし多くの場合、「海外のどこよりも安全」と昔も今も言われ続けている日本から、北朝鮮の工作員たちは、日本人も含む親北勢力の協力者による情報提供をはじめ助けも受けて、
平然と、わたしたち日本国民を拉致し、日本海を越えて北朝鮮という飢餓国家に奪い去っていきました。

 今後も、これからも、いやたった今も、それはあり得ます。
 なぜか。
 日本国民が奪われたことが露呈しても、誰も取り返しに行ってはならぬと定めているに等しい憲法九条がまったくそのままだからです。

 これが拉致事件の本質のひとつです。
 憲法九条によって戦争が起きなかったのではない。ひとつの主権国家である北朝鮮が、国際法に反する犯罪的な国家意思として、主権国家である日本の国民を拉致し奪うという新しい型の戦争が、むしろ憲法九条によって引き起こされた。
 日本は他の国よりも安全ということが虚偽、思い込みであることを、拉致事件が完膚なきまでに暴いているのに、オールドメディアも、教育者の多数派も、過半の政治家もそれに気づくことすらなく、
そのために非常に多くの国民が、拉致事件は大半が日本国内、この社会の只中で起きたことの意味に、ほんとうには気づかないでいます。
 これこそが、拉致事件が抉 ( えぐ ) り出している、敗戦から74年を経て今も続く日本の裸の姿です。